【Power Apps】キャンバスアプリからPower Automateに引数を渡すときのテクニック3選

はじめに

Run関数を使ってPower Automateを実行したいが引数に値を渡す方法で困っている方や、
引数に渡す値を場合によって変えたいという方に、
キャンバスアプリからPower Automateに引数を渡すときのテクニックを3つご紹介します。

キャンバスアプリからPower Automateに引数を渡すときのテクニック3選

テキスト入力を使用する

テキスト入力は文字を自由に入力することができるため、「件名を作成する」のような作業で追加する文言はユーザーに指定させたいときに向いています。

1.フロー実行用ボタンとテキスト入力を用意する。

2.フロー実行ボタンの「OnSelect」内にRun関数を記述する。
  ※Run関数の中には配置したテキスト入力を指定する。

3.テキスト入力欄に「こんにちは」と入力し、フロー実行ボタンをクリックする。

4.フローの引数に「こんにちは」が設定される。

ドロップダウンを使用する

ドロップダウンは、テキスト入力より自由度は下がりますが、決まった値の中から選択するため、ユーザーによる入力値エラーや値入力の手間を減らすことができ、「都道府県を選択する」のような複数選択肢の中から1つを選ばせたいときに向いています。

1.フロー実行用ボタンとドロップダウンを用意する。


2.フロー実行ボタンの「OnSelect」内にRun関数を記述する。
  ※Run関数の中には配置したドロップダウンを指定する。
  ※テキスト入力欄と記載方法が少し違う点にも注意する。 

3.ドロップダウンの中にある「こんばんは」を選択し、フロー実行ボタンをクリックする。

4.フローの引数に「こんばんは」が設定される。

変数を使用する

変数は好きな値を設定できるので、テキスト入力より自由度が高いです。
さらに、ユーザーは値を直接入力しないため、ドロップダウン同様、ユーザーによる入力値エラーや値入力の手間を減らすことができます。

ただし、
変数はPower Automateが正常に動作する値であることを考慮し、設定する必要があります。

1.変数を設定する。
  ※変数の設定場所は適宜変更してください。

2.フロー実行ボタンを配置し、「OnSelect」内にRun関数を記述する。

3.そのまま実行ボタンをクリックする。

4.フローの引数に「おはよう」が設定される。

さいごに

今回はRun関数を使ったテクニック3選をご紹介しました。
市民開発の参考になれば幸いです。

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